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不動産会社の売主物件って?仲介や代理との違いもご紹介!

不動産会社でよく聞く、仲介や代理、そして売主という言葉。これらの違いについて詳しく知っているという人は少ないのではないでしょうか。不動産業界の専門用語であるため、いまいちどのような違いがあるのかピンとこないですよね。ここでは、3つの違いについて詳しく見ていくとともに、おすすめの物件購入方法についてもご紹介していきます。知識を身につけてから住まい探しをすることで、より理想に近い物件を見つけることができますよ。

 

売主物件ってどういうこと?

まずは、売主とは一体どういうことなのかを見ていきましょう。よく不動産業界で聞く、売主や仲介、代理などの言葉。簡単に言うとこれらは、不動産会社がどのような形で取引に関わっているのかを示している言葉で、取引態様とも言われます。この取引態様は、物件の広告などに記載されている会社名の後ろに括弧書きで記されていることが多いものです。

では、その取引態様が売主になっている場合には、何を示しているのでしょうか。これは、不動産会社がその物件を所有しており、かつ売りに出しているということを示しています。基本的に不動産会社で所有している物件は、新築の戸建てやマンションの場合が多いです。新築分譲住宅や、分譲マンションなどという名前で売り出されているものは、ほぼ全て売主が不動産業者になっているでしょう。

新築物件を探しているという人はぜひ覚えておきたいですね。この場合、売主である不動産会社から直接物件を購入することになりますので、契約に第三者である不動産仲介業者が介入しないことになります。つまり仲介手数料がかからないのです。仲介手数料を払いたくないと考えている人も多いでしょう。そんな人には適した取引態様であると言えますね。

しかし、ここで注意したいのがメリットでもある直接の取引であるという点です。もしも物件を購入しようと考えていて、不動産に関する知識もかなり豊富にあるのならば問題はありません。しかし、多くの人がよく分からないままに住まいの立地や間取りだけを気にして物件の購入に踏み切ってしまいます。

中には、買い手である顧客との直接の取引であるのを良いことに、買い手にとって不利な内容で契約をさせようとする会社もあります。その点で仲介業者を利用することは、確かに手数料というデメリットはあるものの、プロの目で公正な契約かを判断してもらえるという利点があるのです。仲介手数料などの諸費用を節約しようとするあまり、不利な契約を結んで後から後悔することのないようにしたいですよね。

 

仲介や代理との違いとは

では、これもよく耳にするワードである仲介や代理との違いは何でしょうか。仲介も代理も、売主と同様に不動産会社がどのような立場で取引に関わっているかを示しています。

まずは仲介です。仲介は媒介とも呼ばれますが、内容としてはどちらも同じです。仲介とは、物件の売り手と買い手を引き合わせ、契約成立の手助けをすることです。この時、売り手から物件の売却を依頼されることもあれば、買い手から希望に合った物件を紹介してくれるように頼まれることもあります。どちらの立場から仲介を依頼されたとしても、契約成立時には仲介手数料が発生します。つまり、売り手側から売却を依頼された物件を、物件紹介を依頼してきていた買い手に売って契約成立となった場合、売り手と買い手の両方から手数料が貰えるという仕組みになっています。

基本的に、売却物件の情報は業者の間で使われているレインズというシステムに登録され、登録した会社以外もその物件を売ることができる仕組みになっています。仲介を利用する時に気を付けたいのが、売り手と買い手の両方から手数料を得ようとするあまり、売却期間が長引いてしまうというケースです。誠実な仕事をしてくれる会社を選ぶようにしたいですね。

次に代理です。代理とは、売主から依頼をされた不動産会社に対して代理権が与えられ、代わりに売買契約を行うことです。仲介との大きな違いは、売り手と同じ権利を持ち、売り手の代わりとして契約を行うため、買い手は売り手と直接契約を結んだことになる、ということです。この時、売り手側が代理契約を結ぶ手数料として、「成約価格の6パーセント+12万」の上限が定められています。買い手側は、売り手と直接契約を結んだことになるので、仲介手数料が無料になる場合が多いのが嬉しい点ですね。ただしこの代理は、物件が遠隔地にあるなど特殊な場合の態様であることが多く、そこまで頻繁に目にするものではないでしょう。

 

おすすめの物件購入方法とは

取引態様が詳しく分かったところで、おすすめの購入方法を見ていきましょう。何が自分に最適な購入方法かは、実はどれくらい不動産に関する専門知識があるのかによって変わってきます。

もしも不動産に関する知識がある場合には、不動産会社が売主になっている物件の購入がおすすめです。ここでいう不動産の知識とは、物件そのものを見極める力のことでもありますが、主には売買契約についてのものです。買い手側にとって不利な契約内容ではないか、法律で定められた内容になっているのかをしっかりと判断できるだけの知識が必要になります。そのレベルの知識というのは、実際に不動産業界で仕事をしていた経験があるか、または法律の専門家であるなど、特殊な立場の人だけが持っているものです。

もちろん、不動産の売買契約について勉強し、契約に関する知識を付けることは不可能ではありません。しかし、そういった知識を付けるためには独学で学ばざるを得ないことも覚えておきましょう。不利な契約を結ばされる心配がなく、更には売り手との連絡や交渉が面倒でないと感じる人には、不動産会社が売主になっている物件の購入が適しているでしょう。

反対に、あまり不動産には詳しくはないという場合には、仲介や代理といった取引態様の物件がよいでしょう。不動産仲介業者は、手数料で利益を得ており、あまり良いイメージを持っていないという人もいるでしょう。しかし、仲介を行うことができるのですから、不動産売買に関してはプロということになります。

売り手側とのスケジュール調整などを行ってくれるのはもちろんのこと、必要な書類や契約内容に関する説明、また何かあった場合の窓口として様々な相談をすることができます。確かに仲介手数料はかかりますが、その手数料の分だけの働きはきちんと行ってくれるのです。特に、不動産に関する知識があまりない、売買契約について知らないという場合には、買い手を悪質な取引から守ってくれる頼もしい存在であると言えます。

まとめ

不動産業界における専門用語は、聞き覚えがあるけれど詳しく知らないということが多いですよね。今回ご紹介した、売主と仲介、代理との違いについて押さえておくことで、物件探しが少し分かりやすくなったのではないでしょうか。

不動産に関する知識があり、売買契約の内容をきちんと判断できる場合には、不動産会社が売主になっている物件がおすすめです。ただし、そうでない場合には安心して取引を行うためにも仲介や代理を選ぶとよいでしょう。ぜひ参考にしてくださいね。