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戸建てからマンションに住み替えた場合の月々の支払いはどうなる?

マンション月々支払い1

少子高齢化や核家族化が進む中、子供たちが独立した後で広い家を持て余し、マンションに移り住む人が増えています。しかし、マンションで暮らす場合は一戸建てでは必要なかった管理費や修繕積立金などの月々の支払いを余儀なくされてしまいます。

老後を送るのに、これまで必要なかった余分な費用がかかることはかなり負担になってしまいますが、一戸建てからマンションに住み替えすることには良いこともたくさんあります。

ここでは、マンションで暮らすために必要な月々の支払いや、マンション生活でのメリットやデメリットなどを詳しく調査し紹介しています。

将来的にマンションへの引越しを考えている方は、是非参考にしてください。

マンションでは様々な維持費がかかる

子どもが独立したり、これまで一緒に暮らしていた親御さんがお亡くなりになったりで、広い家も部屋数も必要なくなり、マンションへの住み替えを検討している方も多くいらっしゃることだと思います。マンションで暮らすためには、毎月様々な支払い義務が生じることを認識しておく必要があります。

管理費

部屋の所有者が支払っている場合は、賃貸マンションでは必要ないケースもありますが、一つの建物に多くの家族が住んでいる集合住宅では、管理を専門の業者に委託しているのが一般的です。

マンションには廊下や階段、ゴミ捨て場や集会所などの共有スペースがたくさんあって、各部屋のオーナーである区分所有者は、共有部分を維持管理する管理会社に管理費を支払わなければいけません。

建物の質や大きさや地域によっても管理費の金額は異なりますが、一般的には10,000~15,000円程度に設定されています。

修繕積立金

マンションでは、おおよそ10年間隔で建物をキレイに維持するために外壁や屋上などを中心に大規模修繕工事が実施され、そのための修繕積立金を毎月支払わなければいけません。

修繕やお手入れが必要な箇所は、廊下、階段、エントランスなど多岐に渡り、こちらも建物の規模などによって金額は変わってきますが、12,000円程度が相場となっています。

駐車・駐輪場代

車や自転車を所有されていなければ必要ありませんが、多くのマンションでは駐車・駐輪場代金を毎月支払わなければいけません。

地方の場合は駐車場代でも数千円でよいケースが多いですが、東京などの都会では、駐輪代はそれほど高額でなくても、駐車場代は数万円とられることも珍しくありません。

戸建てからマンションに住み替えるメリット

一戸建てに住んでいれば必要ない管理費や修繕積立金などを毎月支払わなければいけなくなるので、マンションへの住み替えを躊躇なさる方もおられることも事実です。

しかし、戸建住宅でも家が古くなれば、修繕費用やリフォーム代はかかりますし、水回りなどの設備が故障すると、修理費や交換費用が必要になります。

それに、たとえそれらの費用がかからないとしても、マンションには戸建住宅にはないメリットがたくさんあります。

セキュリティ性が高い

戸建住宅だと、どうしても空き巣や泥棒に侵入される確率が高くなり、それを防ぐためにはご自身で防犯カメラを設置するなどの防犯対策を施したり、高いお金を専門業者に支払ったりしてホームセキュリティシステムを導入しなければいけません。ですが、マンションではエントランスのドアにオートロックがついている他にも、様々な防犯対策がなされています。

高級マンションともなると、エントランスにはコンシェルジュが常駐していて、タワーマンションなどで高層階を選べば、外部から侵入される心配も必要なくなります。

立地や環境に恵まれている建物が多い

建物が密集している場所に建設されているマンションだと、駅に近く、周りにはスーパーマッケットや商店街などのお買い物ができる場所や、銀行や郵便局や病院などの公共施設があって、生活しやすい環境が整っているケースが多くなっています。

東京などの都市部のタワーマンションのほとんどが、駅前や買い物の利便性が高い場所を選んで建てられているので、老後に車の運転ができなくなっても、不自由なく暮らすことができます。

設備が充実している

マンションは防犯設備が整っているだけではなく、各階に24時間利用可能なゴミ置き場が完備されていたり、大きなマンションになるとジムやプールや図書館やゲストルームやシアタールームなど、便利な設備が数多く用意されていたりします。

1階部分にコンビニやスーパーマーケットが入っているマンションもありますので、そのような物件を選べば、外に出なくてもマンション内で充実した日常生活を送ることもできます。

気密性や断熱性に優れている

新しいマンションだと、耐震性はもちろん気密性断熱性にも優れているため、エアコンなどの光熱費も抑えられて、年中快適に過ごすことが可能になります。

古い木造の戸建住宅だと、隙間風が入ってきたり、ゴキブリや虫が家の中に侵入してきたりすることも頻繁に起こりえますが、都会の高層マンションなどで暮らすと、それらの心配が無用となります。

完全バリアフリーで老後も安心

戸建住宅の場合は、家の中をバリアフリー化しても、玄関までのアプローチや家に上がる際の上り框の段差や、階段などとどうしても完全バリアフリー化が実現できないポイントが出てしまいますが、新しいマンションの多くでは、すでに高齢者や車いす生活を想定した完全バリアフリー化を実現させています。

今はまだ足腰がしっかりしていても、老後が近い方にとっては、万一のときがきても安心して暮らせることを心強く感じるでしょう。

戸建てからマンションに住み替える際の注意点

マンションで暮らすことには、戸建住宅では得ることができなかったいろいろな利点があるわけですが、中には引越し後に不便や不満を感じる方もおられますし、実行に移す前にも面倒なことはたくさんあるのが現実です。

騒音に悩まされることも

多くの人たちが暮らしているマンションでは、一戸建てとは違って、上下左右が壁でつながっているので、どんなに気密性や断熱性に優れていても、周りの生活音や衝撃音などが聞こえてくることもあります。

特に小さなお子さんがいるご家庭の下階や左右にお部屋を購入された場合は、床を飛び跳ねたり、壁に激突したりする音だけでなく、日常的に部屋に振動が加えられることもあるので、それがストレスにつながることも考えられます。

マンションだと、町内会の煩わしさを心配する必要はありませんが、集合住宅でも役員会や住人会が開催されているところも。ご近所づきあいを余儀なくされることもありますので、住人トラブルに巻き込まれてしまう場合もあります。

マンション購入時の注意点

お金に余裕がある方は心配いりませんが、戸建てからマンションに移り住むほとんど方は、家や土地を売ったお金でマンションを手に入れることになるでしょう。すなわち、家が売れなければマンションを手に入れられない方が大半ということで、家を売るタイミングが大きなポイントになります。

仮住いする場所がある方は、ゆっくり家を売りながら新しい住み家を探せばいいわけですが、そうでなければ、家を売るのとマンションを手に入れる時期をちょうど良く合わせる必要が出てしまい、それが合わなければ仮住いのために多額な費用がかかってしまうかもしれません。

また、住宅ローンが残っている場合も注意が必要で、マンション購入のために新たにローンを組む場合は、前の家が売れるまで2つのローンを支払い続けることになってしまう可能性もあります。

まとめ

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戸建てからマンションに住み替えすると、これまで必要なかった管理費や修繕積立金などを今後支払い続けなければいけないデメリットが生まれます。

ただし、マンションにはセキュリティ性に優れており、立地や環境が良いなどの多くのメリットがあります。

これからのライフスタイルの変化なども十分に考慮し、何が大事で何を優先すべきかをしっかり考え住み替えを実行に移しましょう。