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不動産会社の査定を受ける際に知っておくべきことや注意点とは

親からの遺産として譲り受けた、また転勤に伴い持ち家から引っ越しを決意したなど、家を売るタイミングというのは様々な事象で起こりうるものです。しかし、家を売る際にどんなことに注意するべきなのか、査定のポイントなど、そもそも専門家ではない私たちにとって、急にそんなことを言われても注意点すら分からないという場合は多いでしょう。そこで、家を不動産会社などに販売する際にどんな注意点があるのか、査定の際に知っておくべきこととはどんなことか、ご紹介します。事前に知っておくことで不動産会社任せにしない納得の売却が出来るかもしれません。

不動産会社の査定は信用できるのか

不動産会社に家を売る場合、その家がどの位のものなのか、査定が入ることになります。でも、素人にとって「査定ってなにをするのだろう、それは何を基準にしているのだろう」といった、そんな疑問が生じることでしょう。さらに疑り深いという人なら、「そもそも不動産会社などの査定って信用できるの?」という場合もあるかもしれません。そこで、査定とはどんなものなのかというところについて、簡単にご紹介しましょう。

まず査定とは、その家の評価とも言い換えることが出来ます。どの程度のクオリティなのか、この評価が販売価格に影響するのです。この家の評価の際に、不動産会社などが注意点とするのは、その家の状態、また建てられた環境などです。例えば、家がどれだけ新しく、補修の必要がない状態であっても、交通の便の大変悪いような自然の中にあるという場合などは、どうしても評価も低くなりがちです。逆に大変、交通の便が良い環境にあったとしても、騒音の問題が発生しやすかったり、家そのものが大変老朽化していて、改修の必要性が高い場合、その評価は低くなりがちです。

不動産会社では、なるべくこの査定に関して透明性を保つようにしています。近年は、不透明な評価に対する世間の目は厳しく、明確な理由もなく低い評価を行う企業に顧客は寄り付きません。もちろん、なかには健全ではない不動産会社も存在していますので、気を抜けないところではあります。しかし、近年の需要を踏まえると、評価の内容を分かりやすく説明してくれる不動産会社のほうが増えているのです。こうしたことから、不動産会社の査定に関して、近年では信用できる業者が増えている現状にあるといえるのです。

複数の会社に査定してもらうべき?

では例えば、ある一社の不動産会社に評価してもらったけれど、何だか理解できなかったし、納得もできなかった。この場合、別の会社に見てもらう、そんなことは可能なのか、というところについてです。これはもちろん可能です。いや、むしろ査定は複数の会社に行ってもらうべきなのです。

どんなモノでもそうですが、一つの目線から評価するだけでは、そのモノの価値を正当に評価できない場合はあるものです。人だってそうでしょう。ある一面だけを見て、「お前はこういうやつだ」と思われたら、誰だって「違う」と思うでしょう。これは家に対する評価にも同じことです。持ち主にとってみれば、より、自分と同じ気持ちでその家を評価してくれる、そんな不動産会社に売りたいものです。

ただし、複数の会社に見てもらう際にも注意点はあります。それは「より高額な評価をしたからといって、それが良い業者とは言えない」ということです。人はどうしても、より高額な評価をしてくれた相手を選びがちです。その気持ちは分かります。評価が高額であればあるほど、良い評価をしたんだと感じるものでしょう。しかし、そもそも査定とは、あくまで「このくらいで売れますよ」というある程度の目安です。場合によっては、その評価よりも安くなる場合もあります。その場合は、金額はぐっと下がってしまいます。最初はいい顔していたけど、結局最後は何だか曖昧な感じに終わってしまった。そういうケースは多いものなのです。ですから、複数の会社に評価を依頼したなら、ただ金額を見るだけでなく、どこをどのように評価したのか、そこをしっかりと吟味しなくてはなりません。

査定を受ける前に知っておくべき注意点

そもそも不動産会社に家を売るという場合、もしくは不動産会社に販売を仲介する場合によって、金額にも変化があるという注意点を忘れてはいけません。むしろ、この点は査定を受ける前に知っておくべき注意点ともいえるでしょう。

家を売る場合、不動産会社に直接売るという方法と、不動産会社を経由して第三者に販売をするという方法があります。その違いは、金額に表されます。不動産会社に直接売るのなら、買い手は目の前にいますから、すぐに売ることが出来ます。ただし、実際の家の評価のおおよそ70パーセントの金額での販売となります。それは、その家を不動産会社が改修して、さらに販売するために必要な諸経費を差し引いた金額ということなのです。

また第三者に販売するという場合です。不動産会社は、この場合、買い手ではなく仲介者となります。この点にも注意点があります。仲介する以上、仲介手数料が発生するということです。しかし、とはいえ、第三者に販売するとなれば、家の評価相当額での販売が期待できます。しかし、この場合でも、例えばその家が売れないという可能性もあるでしょう。

例えばエリアの問題として、他のエリアに人気が集まり、自分の家がある地域は注目されなくなったとか、別のポイントで購入希望者が減ったという場合があります。こうした問題が生じれば、どうしても家そのものの評価額より低く販売せざるを得ません。そうしなければ、いつまでも売れずに残ってしまうからです。家はいつまでも売れずにいれば、評価額も下がってしまうものです。なるべく自分の希望する額で販売したい、そうなれば必然的に評価額を下げて販売せざるを得なくなってしまうというわけです。

また不動産会社が販売するときに、実際に訪問して販売する場合と、書面だけ見て販売する場合とで、評価額を調整している場合もあります。この点に関しても注意点があります。訪問の場合は、細かく確認されて結果として販売価格が希望と合わなくなることもあります。また、書面だけの場合はその土地の基礎額などを基に算出しますから、迅速に進めることはできるものの、自分の希望額よりぐっと下がる可能性は高いのです。

こうした様々な注意点を事前に把握しておくことで、起こりうる可能性にも事前に対応することが可能となる場合があります。起こりうる可能性とは、自分の希望額よりも低い評価と言えます。事前の対策こそ、より高い評価を得るのに必要なのです。

まとめ

家を不動産会社に売る場合には、いくつかの方法があることをご紹介しました。その方法を踏まえたうえで、複数の会社に査定してもらうこと、そしてその評価内容をしっかりと吟味すること、また販売方法が自分たちのケースにあっているのか、ここまで事前に見据えることが大切です。ご紹介しました注意点を踏まえ、販売の事前にここまでの対策が講じていれば、その後、展開がどのようになっても、自分なりに納得のいく販売に行きつくことができるでしょう。